日本の文献ではその記述は江戸時代の安永7年(1778年)に出た「卓士調割烹」という料理本にまでさかのぼります。しかしながら一般的に餃子が食べられるようになったのは戦前に日本軍が進駐していた旧満州で現地の人が食べていた餃子の味を満州から帰国した人々によって再現して以来、変わらぬ支持を受けてきたと考えられています。
日本人の場合はご飯のおかずとして食べる事が多く、それが焼き餃子の広まりのきっかけになったとされているようです。また日本では餃子ににんにくは欠かせない存在ですが、中国ではにんにくを入れないのが一般的です。中国では人の幸福を五行思想に基く「五福」から考えています。
「五福」とは富貴、長寿、多子、無病、出世を指しますが、餃子はこのうちの富貴と多子をかついだおめでたい食べ物とされています。
富貴についてはあの独特の三日月形は中国最後の王朝である清朝まで流通していた「元宝銀」(写真)と言う馬蹄型の銀貨をかたどったと言う説と「元宝」と言う中国の祭事の際に使われる一種の紙幣を写し取ったと言う説があります。
また餃子の中国語読みの「ジャオズ」と言う言葉が、子が授かる事を意味する「交子(ジャオズ)と音が同じである事から多子に通じると言われています。
そこでお正月に食べる餃子の中に一つだけ小銭を潜ませておいて、この餃子が当たった人はその一年幸福であると考える風習が生まれました。
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