台湾出身
台湾出身の風水師張耀文(張明澄)によれば、風水という言葉は『周易』の「水風井卦」が語源だという(張明澄著『周易の真実』1998年) 易の知識が乏しい人は文字の順序が逆ではないかと思うかも知れないが、易卦は、下から順に「初爻」「二爻」「三爻」と立卦するもので、先に「風」(内卦)があって後に「水」(外卦)というのが本来の順序である。「井」とはそのまま井戸のことであり、空気と水が良い、井戸を掘る場所、つまり人が住む場所を決めるための技術が「風水」だったと考えられる。
風水の理論構成は、巒頭と理気の別を問わず、易卦理論が基礎にあり、風水という言葉の起源もまた『周易』にあるのも至当というべきで、何ら疑う余地のないところである。
なお、現代の中国人社会では、風水はもっぱら墓相や墓そのものの意味に使われることが多い。実際に風水の効果が出るのは子孫の代になってから、という認識があるのかも知れないが、郭璞の『葬書』によるイメージが根強いためとも考えられる。
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